どうしても、これまで、歯医者に行く目的は何かしらの症状があって、医院にいらっしゃるという方が大多数だったと思います。
しかし、治療を必要としない健康な状態こそが皆さんの理想だと思います。
そこで重要なのが予防歯科です。
予防歯科とは歯が悪くなったから、歯医者に行くのではなく、歯が悪くなる前に歯医者に行き悪くならないように定期的にメンテナンスする方法です。予防歯科は、お子様から大人の方まで、また歯の病気の有無にかかわらずすべての方に受けてもらいたい歯科メニューです。
1 . | 虫歯や歯周病などの早期発見ができる。 |
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2 . | 体への負担や治療費用が抑えられる。 |
3 . | クリーニングをおこなう事よって歯がつるつるしてすっきりする。 |
担当歯科衛生士よるによる専用の器材を使った、定期的(3~6ヶ月)なクリーニングを実施しております。
むし歯と歯周病の主な原因となるバイオフィルム(ネバネバした細胞の膜)や、歯の表面上の汚れ(お茶、赤ワイン、タバコのヤニなど)も取り去ることできます。
定期的なクリーニングを行っていると、虫歯や歯周病の再発率が10分の1以下になるという北欧のデータがあります。
虫歯や歯周病などの歯の病気は比較的自覚症状に乏しく、痛みなどがでてきたときにはかなり進行しているケースが多いのが現状です。
そうなると虫歯治療では歯を削って詰め物や被せ物治療が必要となり、最悪、神経の治療が必要となります。
一度削ってしまった歯は二度と元に戻ることはありません。また、 削ってしまった歯は治療した分、どうしても、再発のリスクが高くなってしまいます。
どうしてかといいますと、いくら、精度にこだわっていても、人工物ですから、どうしても被せ物や詰め物は耐久年数があり、一生ものではないのです。
治療直後は歯と隙間なくぴったり密着していますが、一日何千回も噛み砕く、すりつぶすといった動作を何年か繰り返すによって、どうしても歯と詰め物の間には肉眼では確認できないほどの小さな隙間が生じてきてしまいます。
その隙間から虫歯菌が侵入し、二回目の虫歯なので、深部までとどきやすく、気づいたときには神経まで進行している、ということはよくあることなのです。
残念ながら、神経をとってしまった歯から駄目になることが多いのが現状です。 神経のない被せ物などは、虫歯が進行しても症状がでにくいことが多く、きづいたときには保存が難しいことや、神経のない歯は、木に例えますと、「枯れ木」のようなもので破折しやすくなります。
ですから治療して詰め物や被せ物のある、口腔内は、それだけ虫歯が再発するリスクが高くなります。
当院では定期的に詰め物や被せ物が正常に機能しているか、虫歯が再発していないかどうかなどもチェックすることにより、大きくなる前の虫歯を最小限にとどめるなどの早期発見、早期治療につとめています。